振り返った
2014年 10月 24日
母親の死去から、今日で半月が経った。
毎日、朝と夜に仏壇の遺影に合掌と礼拝をするのが日課になっており、数日前に二七日を終えた。
亡くなる前日の夜までシャワーを浴びていたが、日毎に寒くなっていたので、その日の夜から数ヶ月ぶりに風呂を沸かし、父親、私、母親の順で入浴した。
私は2階の部屋でテレビ視聴し、父親は茶の間に居たのだが途中から寝てしまい、起きてから居ない事に気付き、風呂場の浴槽の湯に母親が頭全部を浸しているのを発見した時は、すでに1時間以上が経過していた。
父親の声で現場を見た私は直ぐに救急車を呼び、2人で母親を洗面所付近まで運んだ後、私は心臓マッサージと人工呼吸を施した。
自宅から救急搬送された病院の死亡確認の検案書に、死因は肺に水が入った溺死と書かれており、多分、入浴を始めて徐々に意識が無くなり、自然と頭が下がったのではないかと思う。
私が母親を風呂に入れてあげれば、このような事態にならなかったはずで、今も後悔する事があるが、これも運命だったのかもしれない。
事故発見時の母親の姿と施した心臓マッサージを、一生忘れる事は無いだろう。
母親を亡くす辛さを経験して分かり、父親には長生きしてほしい。